ジプスはとても扱いやすくなっていますが、アスペクト比7のグライダーを乗りこなせるパイロットの為にデザインされています。グライダーは純粋な3ライナーで、重量を軽くするためにわずか61セルしかありません。高度なシェーピングの採用で、無駄な動きをとても少なく減らすことが出来ました。

ジプスは剛性が高く変形に強い翼です。しかしながらセールテンションを低めで均一化することにより潰れがスパン方向に沿って広がることを防いでいます。コラップスからの回復時の挙動はそれほどダイナミックではありません。

ジプスは個性的な特徴を持っていますが、グースのようにピッチが安定した側面があります。

ジプスは上昇する空気に吸い込まれる傾向があります。また、とても高いピッチの安定性と合わせて、とても高い快適さをも兼ね備えています。

アスペクト比7ですのでハンドリング、安定性とパフォーマンスを調和させたアーチを生み出すのに多大な労力を費やしました。ユニークなアーチで中央は丸みを帯び、端に向ってストレートになっています。投影アスペクト比は非常に高く、空気の流れが印象的で、 高速でも安定したセンターを維持します。ロールでは非常に遊び心がありますが高速直進は安定しています。

ストールまではかなり長いブレーキトラベルで、ブレーキプレッシャーは普通から穏やかです。これにより低速飛行を簡単にしています。エアーインフレーションは確実で、いつでもライズアップはとても簡単で信頼できます。！

上面生地の選択は2種類あり、その違いは、レギュラーは全て35gの素材で、ライトバージョンは35gと25grのミックスを使用して、全体重量200gr減でパッキングも小さくなります。ラインは100％のダイニーマ アンシェード（グースのような）でライン数も少なく、24.5の場合は245mで抵抗を減らすのに役立っています。